1986年のスータール。このヴィンテージのワイン、 しかも右岸がお手頃価格とあって入手したボトルです。 あまり知られていないかもしれませんが、 伝統的なつくりが長期熟成に向く典型的なサン・テミリオンのワインです。 「サン=テミリオンで最も古いシャトーの1つであり、 1762年以来同じ一族に所有されている、アペラシオンの北部に位置するこのシャトーは、 主として石灰岩からなる土壌の上にある。 スータールはベネルクス三国では高く評価されているが、 ヨーロッパの外ではあまり知られていない。 伝統的につくられた、サン=テミリオンでは最も伝統的なつくりの、 最も長命なワインの1つであるだけに残念だ。 ほとんどのヴィンテージが20〜25年以上持ちこたえ、 10年は近づきがたいということもしばしばである。 このシャトーはワインを寝かせるのに新樽を少なくとも3分の1は使用し、 ほかのサン=テミリオンのシャトーよりずっと遅く瓶詰めすることが多い。 スータールはたいていは暗くて非常に濃いルビー色(清澄、濾過処理なし)をしており、 強烈でタンニンの強い獰猛さがあって、若いうちは飲む人を遠ざけかねない。 とはいえ、サン=テミリオンでとっておきの秘密にしておきたいものの1つである。 20年以上の寿命を持ったワインを探している消費者は、 スータールを真剣に検討してみるべきである。」
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1980年代後半より確実に名声を上げてきています。 他のサン・テミリオン一級シャトーと比較しても 確実に上位に食い込んでくるシャトー サン・テミリオン格付け 第一特別級B 天才醸造コンサルタントとして知られるミシェル・ロラン氏がコンサルタントとして招かれ 近年非常に評判、実力ともに向上してきています。 しかし、1985年には積極的な買収などの理由で プルミエ・グランクリュ・クラッセ(第一特別級)からグランクリュ・クラッセに格下げとなっています。 その後、奮起したオーナーのドミニク・ベコ。 数々の努力により1996年の格付けの見直しで見事1級に返り咲きました。 このように聞くと、ちょっと…と思われるかもしれませんが 元来良い畑であることや、このあたりのヴィンテージから目覚ましい品質向上がみられろことから 期待が持てる1本である事は、間違いありません。 本当の飲み頃自体は少し過ぎてしまっているかも知れませんが、それもまたワイン!! スモーキーな印象やブラックカラントやハーブの香りなど複雑な味わい。 カドの取れたエレガントで繊細な熟成感をお楽しみください。