サン・テステフのシャトー・ラトゥールの異名を持つ メドック格付け第2級シャトー・モンローズのセカンドワイン! グレートヴィンテージ"1996" 1855年に格付けされたシャトーの中では最も新しいシャトーですが その実力たるや常にサン・テステフのワインをけん引していると言っても過言ではありません。 昔は、シャトー・カロン・セギュールの領地の一部だったこともあります。 当時は"かたつむりの荒地"(ランド・ド・レスカルジョン)と呼ばれ、 ヒースという背の低い木々が茂る荒れた土地でした。 しかし、春になると丘一面にヒースの花が咲き乱れ、ピンク色に染まっていたので その一帯は"バラ色の山"(=モン・ローズ)というとてもチャーミングな名前が付いたのです。 シャトー・モンローズの歴史が始まるのは1825年からで、 なんとメドックの格付けが行われるわずか30年前というから驚きです。 そのわずか"30年の間でメドック格付け第2級になるまでの歴史も面白く、 もとは日本でもハートのマークで有名なシャトー・カロン・セギュールの土地でしたが、 1778年頃"ブドウの王子様"と呼ばれていたセギュール伯の息子が訴訟沙汰に遭ったため テオドール・デュ・ムーランという人物がカロン・セギュールの土地を6ヘクタールほど手に入れました。 その後、彼は一生懸命ブドウ造りや土地の交換、買付を繰り返し 地図にしっかりとモンローズが載ってから34年後の1866年頃には シャトーが保有する土地は100ヘクタールになっていたとのことです。 彼の死後、幾度かの譲渡、買収が行われた後、1896年以降シャルモリュ家のもとに落ち着きました。 1970年代、当時のオーナーであったジャン=ルイ・シャルモリュ氏は一時、 モンローズの特徴でもある"濃厚"で耐えがたいほどの"タンニン"が 消費者にあまり好かれないと考え、1970年後半から1980年代半ばまでメルロの比率を上げるなどし 明らかに口当たりの柔らかいスタイルに変更していた事がありました。 しかしその新しい味わいに納得しなかった長年のファンにより 1986年以降、以前より増して濃厚で肉厚、 まさにサン・テステフのラトゥールの名に恥じないワインを造り出すようになりました。 そして現在では2006年にマルタン・ブイッグ氏とそのファミリーによって買収されました。 新オーナーになり、これからのモンローズにも期待がかかりますが、 まずはモンローズのクラシックな堅牢で厚みのある味わいを試してみたいものです。 こちらのラ・ダム・ド・モンローズ(モンローズの貴婦人)と名付けられたこのワインは モンローズのセカンドラベル。 このヴィンテージは、もちろん長い間モンローズのクオリティを保ち続けたシャルモリュ家が オーナーであった時のキュヴェ。年間生産量はおよそ15万本。 1996年のボルドーは8月まであまり安定しなかった気候を9月の晴天! 収穫量にも恵まれ、左岸は特に凝縮感もこの上なく、非常に評価の高いヴィンテージです。 かのロバート・パーカーも1990年代以降の"ラ・ダム・ド・モンローズ"を探すことをお勧めするとのこと。 ファーストであれば、ようやく少し飲み頃に差し掛かったころですがセカンドは今が良い飲み頃。 カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロの芳醇な味わいは、ファーストと違いなんとも女性的。 熟成感からくるなめし皮のような香りと、スパイシーさ、 そして黒系・赤系ともに感じられるニュアンスの絶妙なバランスが、 まさに今召し上がっていただくのにピッタリ!!
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