サン・ピエール・・・玄人好みでインテリジェンス漂うワインじゃないですか! 生産量は僅か5千ケースというサン・ジュリアンの宝石。 グロリアと同じくドメーヌ・アンリ・マルタンが所有・運営しています。 アンリ・マルタンはグロリアの成功を元手にこのシャトーを手に入れたのでした。 「サン=ピエールはサン=ジュリアンで最も知られていない格付けシャトーだ。サン=ピエールで生産されるワインの多くは伝統的にベルギーの愛好家に販売されてきた(中略)サン=ピエールのワインは、サンージュリアンのトップシャトーのものに比べて極めて過小評価されている。華やかなスーパースターたちの影でもがき続けているのだが、通常は現実的な価格がついているのだから、このワインがまだ注目を集めていないという点を有効に利用した方がよいだろう」(『ボルドー第4版』より)
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タルボはヴィンテージに左右されない安定感とひかえめな価格で、 長年のボルドーファンからの高い支持を得ています。 特にクラシックなボルドースタイルがお好みの方におすすめしたいシャトーです。 華やかなベリーとカベルネ特有のハーブの香りが特徴的。 熟した果実の味わいとしなやかなタンニンがあり、しっかりとした骨格のワイン。
サン・テグジュペリといえば、 「星の王子様」を連想する方が多いのではないでしょうか。 1825年にサン・テグジュペリ伯爵がシャトーを手に入れ (従来のオーナーはマレスコ家)、 シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリとなったわけですが、 星の王子様の作家=アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリはそのひ孫。血縁関係があったわけです。 さて、近年めきめきと評価が上がっているこのシャトー、 アドヴォケイト誌でもスペクテイター誌でも高評価を得るようになりました。 昔を思い出して、「星の王子様」を読みながら グラスを傾けるのも良いかもしれません。 特に高評価の1998年はおすすめです! 「古典的なこの1998年は、エレガンスと一体になった、すばらしい舌触りをしている。 リッチな風味はブラックチェリーやカラントで、その結果、 骨の髄までボルドーらしいワインとなり、 世界で生産されているどのワインとも違うのである。 ワインには微妙な軽さ、何層もの果実味、霊妙な骨組みがある。 一口ごとにニュアンスが増してくるようである。 飲めばブラックベリー、プラム、カラント、タール、スパイス箱、 ミネラルの趣も見つかるはずだ。見事に模様づけされている。 2017年までに最上の状態になるはずである。 最終試飲年月:2002年3月」(『ボルドー第四版』)
18ヘクタール以上にもおよぶ広大な畑を持つプース・ドールは、 その畑がほぼグラン・クリュかプルミエ・クリュという恵まれたドメーヌ。 モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、コルトン、ポマール、 ヴォルネイ、ピュリニー・モンラッシェ、サントネイと広範囲に渡っており、 “クロ・デ・ソワサント・ウヴレ”、”クロ・ド・ラ・ブースドール”など 単独所有の畑もいくつか所有しています。 畑においては除草剤、化学肥料の類は一切使用せず、 醸造所内での果汁は、ポンプは用いずに重力で移動。 また、発酵は1階にあるタンクでおこない、 熟成には30パーセントの新樽が用いられます。 区画の取得にも積極的で、コルトンの2つのグラン・クリュに加え、 それまで赤だけだったドメーヌにサントネーの白が仲間入りし、 ピュリニーのプルミエ・クリュ、ル・カイユレが 2004年のミレジメよりお目見えしています。 さらには2009年からは後継者のいなかったシャンボールの名ドメーヌ、 『ダニエル・モワンヌ・ユドロ』 を買い取り、 ボンヌ・マールやレ・ザムルースを手に入れ、 そのラインナップは群を抜くものなりました。 そんな秀逸な造り手の1998年ヴィンテージ。 ヴァニラを思わせる香りに、複雑味があり凝縮された味わい。 非常にバランスの取れたワインです。
フューグ・ド・ネナンはネナンのセカンドラベル。 ネナンはレオヴィル・ラス・カーズで知られるドゥロン家が1997年に 買い取ってからめきめき品質を向上させ、 今ではポムロルのトップクオリティワインのひとつになりました。 “フューグ”というのはバロック音楽の“フーガ”であり、ラベルも音楽をモチーフにしたおしゃれなもの。
サン・ジュリアンを代表するスーパーシャトー、 シャトー・レオヴィル・ラス・カーズのオーナーである ドゥロン家が所有するのがこのシャトー・ポタンサック。 ドゥロン家と醸造責任者のミシェル・ローラン氏の努力により、 バランスが良く長期熟成に耐える優れた構造を持った、 格付けワイン並みの品質のワインを造り上げてきました。 (ちなみにこちらのミシェル・ローラン氏は、ポムロルを中心に活躍する 醸造コンサルタントのミシェル・ローラン氏とは別人です。) 実際に、2005年4月号の「デキャンター」誌において、 世界で最も難しいワインの資格と言われる“マスター・オブ・ワイン”の方々、 計6名の投票により「最もお買い得なボルドーワイン」を選ぶという企画でも、 このシャトー・ポタンサックはなんと最高得点を獲得したのでした。
深く濃い赤紫の色調。 たくましいタンニンを持ったしっかりとしたストラクチャーに 裏付けられたバランスの良さが魅力です。 干しブドウやドライフルーツ、プラムやブラックベリーなど、 熟した豊かな果実のアロマにややスパイシーさも感じられる デリケートで複雑な香り。骨格はしっかりとしていますが、 全体は非常にエレガントな印象です。 また、フィネスも感じられ、全体を巧みに調和させています。 熟成によってするんとシルキーな口当たりになっており とても綺麗な味わい。長い余韻が楽しめます。