今後右岸で注目したいのはベレール。 クリスチャン・ムエックス氏が(より実質的に)ワイン造りにより関与するようになったためです。2004年ヴィンテージからはラベルも変わっています。 そもそもベレールは、もとはオーゾンヌと兄弟シャトーであり、畑もすぐ隣。コート最高のテロワール。とくに80年代には素晴らしいワインを連発していました。 90年代後半からオーナーのパスカル・デルベック氏はより難解なスタイルへと傾倒していき、いまひとつ大衆の支持を得ることができませんでした。結局、経営に行き詰まり、クリスチャン・ムエックスが救済に乗り出すことになりました。 あのオザンナももとはセルタン・ジローという目立たない中堅どころだったのですが、ムエックス氏に磨かれて今やポムロル最上のワインのひとつとなっていますので、ベレールの今後にも期待大ですね!
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レ・ロゾー(直訳すると「葦」)とは、ペトリュスやオザンナなどの 生産者兼オーナーファミリーであるクリスチャン・ムエックス氏の自宅の名前で、 このキュヴェは、クリスチャン氏のセレクトによって エノテカのために造られたプライヴェート・キュヴェです。 カシス、ブルーベリーなどの紫系果実の香り、ほどよいミネラル感のある ミディアムボディ。メルロ主体の柔らかで肉付きの良いボディ、ピュアな果実味。 なめらかなタンニン。 やわらいヴォリューム感のあるエレガントな佇まいで、 サン・テミリオンの美点が余すところなく表現されています。 「我が家のワインです。」(ムエックスご夫妻)
老舗と新興が入り乱れ、様々なスタイルのワイン造りが展開する サン・テミリオンでながらく現地ワイン商たちに支持されてきた非常に安心感のあるシャトーです。 ソフトで滑らかなテクスチュアと複雑性と深みを備えた知的で可憐なワイン。 なんとも極端なワインが多い昨今の右岸ですがこれは節度ある 品の良い大人のワインといった趣。 ラルマンドのクオリティの高さは、遅い収穫と厳しい選果、 そして平均収量36hl/haという低収量であること。